大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和6年度(2024年度)追・試験
問83 (数学Ⅱ・数学B(第2問) 問12)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和6年度(2024年度)追・試験 問83(数学Ⅱ・数学B(第2問) 問12) (訂正依頼・報告はこちら)

f(x)=x3−3x2+6とする。

(2)tを実数とし、t≦x≦t+1の範囲におけるf(x)の最大値をM(t)、最小値をm(t)とおく。
M(t)=f(t+1)かつm(t)=f(t)となるようなtの値の範囲は
t≦( サシ ),( ス )≦t
である。また、M(t)=f(t)かつm(t)=f(t+1)となるようなtの値の範囲は
( セ )≦t≦( ソ )
であり、このときM(t)−m(t)=f(t)−f(t+1)となることに注意すると、
( セ )≦t≦( ソ )の範囲においてM(t)−m(t)はt=( タ )/( チ )で最大値をとることがわかる。

(4)g(x)=x3−6x2+6x+2とし、座標平面において2点(t,f(t))、(t,g(t))を結んでできる線分をl2とおく。また、rを実数とし、実数tが
r≦t≦r+1の範囲を動くとき、l2が通過する部分の面積をSとする。

(ⅰ)f(x)−g(x)の値は、( ナ )。したがって、すべての実数rに対して、S=( ニ )が成り立つ。

(ⅱ)Sを計算すると
S=f(r+1)−f(r)+4
となることがわかるので、rの値がr=( セ )からr=( ソ )まで増加するとき、Sの値は( ヌ )ことがわかる。

( ヌ )にあてはまるものを1つ選べ。
  • 増加する
  • 増加してから減少する
  • 減少する
  • 減少してから増加する
  • 一定である

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この過去問の解説 (1件)

01

右端が最大値、左端が最小値となる場合は下図において一番右と、一番左の場合のみとなります。

極値をまたぐ範囲は、最大値・最小値のどちらかが極値となり不適です。

極値間にある場合は、区間幅が1であるため、右端が最小値、左端が最大値となり不適です。

したがって

t+1≦0 ↔ t≦-1

t≧2

のどちらかの場合に題意を満たします。

 

上図において、題意を満たす場合は極値間にある場合なので

t≧0かつ

t+1≦2 ↔ t≦1

0≦t≦1

となります。

 

このとき

M(t)−m(t)

=f(t)-f(t+1)

=−3t2+3t+2

=-3(t-1/2)2+11/4

従って、0≦t≦1において、t=1/2で最大値を取ります。

 

f(x)-g(x)=3x2-6x+4

この判別式は、62-4・3・4<0

なので常に正であることが分かります。

 

f(x)-g(x)>0より、常にf(x)>g(x)が成り立つことから

が常に成り立ちます。

 

Sを計算すると
S=f(r+1)−f(r)+4

となることから、この式は

M(t)−m(t)

=f(t)-f(t+1)

=−3t2+3t+2

=-3(t-1/2)2+11/4

に-1を掛け、4を足したグラフに相当します。

そのため下に凸で、t=1/2で最小値をとる2次関数になります。

このグラフは0≦r≦1において

減少して増加することがわかります。

選択肢4. 減少してから増加する

正解です。

まとめ

誘導で解いた方程式をうまく利用していくことがpointです。

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