共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問86 (数学Ⅱ・数学B(第4問) 問8)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問86(数学Ⅱ・数学B(第4問) 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

座標平面上で、x座標とy座標がともに整数である点を格子点という。いくつかの直線や曲線で囲まれた図形の内部にある格子点の個数を考えよう。ただし、図形の内部は、境界(境界線)を含まないものとする。
例えば、直線y=−x+5とx軸、y軸で囲まれた図形をSとする。Sは図1の灰色部分であり、Sの内部にある格子点を黒丸、内部にない格子点を白丸で表している。したがって、Sの内部にある格子点の個数は6である。

(3)a,b,cは整数で、a>0,b2−4ac<0を満たすとする。放物線y=ax2+bx+cとx軸、y軸および直線x=n+1で囲まれた図形をVとする。すべての自然数nに対して、Vの内部にある格子点の個数がn3となるのは、a=( シ )、b=( スセ )、c=( ソ )のときである。

( シ )、( スセ )、( ソ )にあてはまるものを1つ選べ。
問題文の画像
  • シ:2  スセ:−5  ソ:2
  • シ:3  スセ:−3  ソ:2
  • シ:4  スセ:−1  ソ:5
  • シ:5  スセ:−5  ソ:2
  • シ:5  スセ:−3  ソ:6

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この過去問の解説 (2件)

01

問題より
a>0⇒グラフが上に凸

b²-4ac<0⇒x軸と共有点を持たない

これらがわかります。

 

また,a,b,cが全て整数なので

放物線y=ax2+bx+c上の点は全て格子点上にあります。
 

一例をグラフで表すと,

このようになり,n=1のときはx=1上の格子点の個数を数えると a1=a+b+c-1
同様に,
n=2のとき,a2=4a+2b+c-1
n=3のとき,a3=9a+3b+c-1となり,

n=kのとき,aₖ=ak²+bk+c-1 となります

 

図形V内部の格子点個数は

a1〜anまでの和になります。

 

よって,
Σ[k=1..n](ak²+bk+c-1)

=1/6an(n+1)(2n+1)+b/2n(n+1)+cn-n

 

これを計算すると,
1/3an³+1/2(a+b)n²+1/6(a+3b+6c-6)n

 

内側の個数がn³となるので,係数を比較すると,


1/3a=1
1/2(a+b)=0
1/6(a+3b+6c-6)=0
 

これを解くと
a=3,b=-3,c=2となります。

選択肢2. シ:3  スセ:−3  ソ:2

この選択肢が正解です。

まとめ

Σの計算に負けずに地道に処理をしていきましょう。

 

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02

図形Vの内部にある格子点は、直線x=kごとに縦に数えて、最後に足すと求められます。

 

放物線がy=ax2+bx+cなので、

直線x=k上では、上の境界の高さはak2+bk+cです。


境界は含まないので、内部にある格子点の個数は、

ak2+bk+c−1個になります。

これを k=1からnまで 足したものが、問題文より n3 に等しくなるので、その条件から a,b,c を決めます。

選択肢2. シ:3  スセ:−3  ソ:2

図形Vの内部にある格子点の個数を、kごとに足すとΣk=1→nです。

これがすべての自然数nでn3に等しいので、

aΣk2+bΣk+(c−1)Σ1=n3

となります。

 

ここで、前問までと同じように和の公式を使うと

Σ[k=1→n]k2=n(n+1)(2n+1)/6
Σ[k=1→n]k=n(n+1)/2
Σ[k=1→n]1=n

です。

したがって、

a・n(n+1)(2n+1)/6+b・n(n+1)/2+(c−1)n=n3

となります。

 

これを次数ごとに比べます。

まず、n3の係数を見ると、

a/3=1なので、

a=3です。

 

次に、n2の係数を見ると、

(a/2)+(b/2)=0です。
a=3を入れると

(3/2)+(b/2)=0なので、

b=−3です。

 

最後に、nの係数を見ると

(a/6)+(b/2)+c−1=0です。
a=3、b=−3を入れると、

(3/6)−(3/2)+c−1=0
1/2)−(3/2)+c−1=0
−2+c=0

となるので、

c=2です。

 

よって、a=3、b=−3、c=2です。

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