大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)本試験
問108 (数学Ⅱ・数学B(第7問) 問3)
問題文
以下、複素数の偏角は0以上2π未満とする。
(1)α=3+2i、β=7,γ=7+10iの場合を考える。(γ−α)/(β−α)の偏角を求めよう。
γ−α=( ア )+( イ )i
β−α=( ウ )−( エ )i
であるから
(γ−α)/(β−α)=( オ )
であり、( オ )の偏角は( カ )である。
( カ )にあてはまるものを1つ選べ。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)本試験 問108(数学Ⅱ・数学B(第7問) 問3) (訂正依頼・報告はこちら)
以下、複素数の偏角は0以上2π未満とする。
(1)α=3+2i、β=7,γ=7+10iの場合を考える。(γ−α)/(β−α)の偏角を求めよう。
γ−α=( ア )+( イ )i
β−α=( ウ )−( エ )i
であるから
(γ−α)/(β−α)=( オ )
であり、( オ )の偏角は( カ )である。
( カ )にあてはまるものを1つ選べ。
- 0
- π/6
- π/4
- π/3
- π/2
- (3/4)π
- π
- (5/4)π
- (3/2)π
- (7/4)π
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この過去問の解説 (2件)
01
設問(オ)での計算の結果、
(γ - α)/(β - α) = 2i は実部が 0 の複素数で虚部が正ですから、複素平面上の虚軸上の正側に位置します。
つまり(γ - α)/(β - α)の偏角は π/2(90°)になります。
π/2 の選択肢が設問(カ)の解答です。
(オ)および(ア)~(エ)
正しい選択肢ではありませんが、もし対象となる複素数が正の実数であれば偏角は 0 です。
複素数平面上では実軸上の正側にある事になります。
この設問では正しい選択肢ではありませんが、複素数平面上で複素数が虚軸や実軸上にあるとは限りません。
計算で偏角を求める場合は偏角をθとすると、複素数 a + bi に対して cosθ = a/√(a2+b2), sinθ=b/√(a2+b2), (a≠0 の時は tanθ = b/a) となります。
また、仮にここでの問題で(γ - α)と(β - α)の偏角があらかじめ分かっていればド・モアブルの定理(複素数 u と v の偏角がそれぞれ θとωの時、積 uv の偏角はθ+ω)によって偏角を計算する方法も考えられます。
複素数平面(複素平面とも言います)を描くと次のようになります。
(γ - α)/(β - α) = 2i は虚軸上の正側にあり、偏角はπ/2になります。
正しい選択肢ではありませんが、もし対象となる複素数がもし結果が負の実数であれば偏角はπです。
複素数平面上では実軸上の負側にある事になります。
この選択肢の偏角の場合も複素数は複素数平面上で虚軸上にありますが、虚部が負である位置になります。
もし対象の複素数が例えば -2i の場合、偏角は (3/2) π (270°)です。
複素数 a + bi において実部 a を横軸である実軸の成分、虚部 b を縦軸である虚軸の成分とみなして実数の xy 平面のように図示したものを複素数平面(複素平面)と言います。
複素数の「偏角」とは複素数平面上で、複素数に相当する点に対して実軸の正側から反時計回りに測った「角度」の事です。
偏角は計算で求める事もありますが、ここでは複素数平面を考える事で正しい選択肢を選べます。
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02
空欄(ア)〜(エ)
空欄(オ)
2iの偏角は、実部が0で虚部がプラスなので、π/2になります。
丁寧に解説しますと、偏角θは、z=x+yi、|z|=rとすると、
z=x+yi=2i → x=0, y=2
r=|z|=√(x2+y2)=2
cosθ=x/r=0
sinθ=y/r=1
以上から0≦θ<2πより、θ=π/2
となります。
複素数平面を思い浮かべ、値が実部のみ、または、虚部のみのときは、その符号から偏角がすぐに判断できると良いです。
0 → 実部のみ(符号は正)
π/2 → 虚部のみ(符号は正)
π → 実部のみ(符号は負)
3π/2 → 虚部のみ(符号は負)
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