大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問2 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問2)
問題文
〔1〕分数を小数で表すときの仕組みについて考えよう。
例えば2/13は、計算例1のような割り算を行うと小数で表すことができる。この場合、1回目の割り算の余りは7で、2回目の割り算の余りは5である。
2/13以外の分数の場合も同様に、1回目の割り算の余り、2回目の割り算の余り、3回目の割り算の余り、・・・ということにする。
(2)m<nである自然数m、nに対し、m/nを計算例のようにして小数で表すことを考える。mをnで割ったときの各回の割り算の余りに着目すると、余りに0が出てくる場合は、m/nは( エ )となる。余りに0が出てこない場合は( オ )から、m/nは( カ )となる。
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問題
大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問2(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問2) (訂正依頼・報告はこちら)
〔1〕分数を小数で表すときの仕組みについて考えよう。
例えば2/13は、計算例1のような割り算を行うと小数で表すことができる。この場合、1回目の割り算の余りは7で、2回目の割り算の余りは5である。
2/13以外の分数の場合も同様に、1回目の割り算の余り、2回目の割り算の余り、3回目の割り算の余り、・・・ということにする。
(2)m<nである自然数m、nに対し、m/nを計算例のようにして小数で表すことを考える。mをnで割ったときの各回の割り算の余りに着目すると、余りに0が出てくる場合は、m/nは( エ )となる。余りに0が出てこない場合は( オ )から、m/nは( カ )となる。
- エ:整数 オ:割り算を続けても同じ余りが出てくることはない カ:循環小数
- エ:有限小数 オ:割り算を続けても同じ余りが出てくることはない カ:循環しない無限小数
- エ:循環小数 オ:割り算を続けても同じ余りが出てくることはない カ:整数
- エ:循環しない無限小数 オ:割り算を続けても同じ余りが出てくることはない カ:有限小数
- エ:整数 オ:割り算を続けても同じ余りが出てくることはない カ:整数
- エ:有限小数 オ:割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる カ:循環しない無限小数
- エ:循環小数 オ:割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる カ:有限小数
- エ:循環しない無限小数 オ:割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる カ:有限小数
- エ:整数 オ:割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる カ:循環小数
- エ:有限小数 オ:割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる カ:循環小数
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この過去問の解説 (2件)
01
余りが0という事は「割り切れる」という事です。
m < n に対し m/n が問われていますから(エ)は「有限小数」となります。
次に、整数同士の割り算、すなわち分子と分母が整数である分数は「有理数」です。
有理数は、割り切れない場合でも必ず循環小数になります。
そのため、
(オ)は余りに0が出てこない場合は「割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる」、
(カ)はそのような小数を表す用語である「循環小数」が入ります。
それらの組み合わせの選択肢が本設問の解答となります。
(エ)について、もし「m>n」の条件でm/n が問われていれば、割り切れるという条件でm/nは整数となります。
循環小数にならない小数は√2やπなどの「無理数」なので、ここでの m/n すなわち有理数では必ず割り切れるか、または循環小数になります。
循環小数は割り算を続ければ同じ余りが出てくるため、この選択肢の(オ)は誤ったものになります。
割り切れる場合(4/2など)では m < n に対し m/n(4/2 に対して 2/4 = 0.5) は「有限小数」であり、
割り切れない場合でも有理数は「割り算を続けると必ず同じ余りが出てくる」小数、すなわち「循環小数」になります。
有理数(整数、1/2, 2/13 など)や無理数(√2 やπ )と小数の関係についての、どちらかというと知識的な設問です。
有理数は小数で表す時、「割り切れない」場合でも必ず循環小数になります。
それに対して無理数は循環小数にならない実数です。
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02
空欄(エ)
「余りに0が出てくる場合」とありますので、計算例1のような計算を考えると、そこで計算が終わることになります。
つまり、割り算の計算は割り切ることができ、有限となりますので、有限少数となります。
なお、m<n (自然数m、n)より0<m/n<1であることから、整数にはなりません。
空欄(オ)
「余りに0が出てこない場合」は、計算例1のような計算を考えると、k回目の割り算の余りは必ずnより小さい自然数となります。
つまり、割り算の余りのパターンは多くてもn-1個が最大であり、n回割り算を行えば、必ずその中に同じ余りが存在することがわかります。
空欄(カ)
空欄(オ)より、k回目の割り算でk'回目の割り算と同じ余りaが存在したとします(k'<k)。
そうすると、k回目以降の割り算の余りのパターンは、k'回目以降の割り算の余りのパターンと同じになることになります。
そしてそのまま計算すると、その後k+(k-k')回目で再び余りaになります。
つまり(k-k')の間隔を持つ循環となり、循環小数になることがわかります。
知識として知っていなくても、計算例1の計算手順のイメージから導くことが可能です。
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