大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問11 (数学Ⅰ・数学A(第1問) 問11)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問11(数学Ⅰ・数学A(第1問) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

〔2〕以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて三角比の表と、平方根の表を用いてもよい。

水平な地面の上空を飛行機Pが飛んでおり、太郎さんはその地面上の点Oから飛行機Pを見ている。以下では、目の高さと飛行機Pの大きさは無視して考える。飛行機Pから地面に下ろした垂線と地面との交点をQとするとき、∠POQを飛行機Pを見上げる角といい、線分PQの長さを飛行機Pの高さという。飛行機Pは、高さと速さを一定に保ちながらまっすぐに飛んでいるものとする。
ある時刻に、飛行機Pを見上げる角が45°であったとし、そのときの飛行機Pの位置をA、点Aから地面に下ろした垂線と地面との交点をBとする。また、その140秒後に、飛行機Pを見上げる角が30°であったとし、そのときの飛行機Pの位置をC、点Cから地面に下ろした垂線と地面との交点をDとする。さらに、∠BOD=150°であったとする。
飛行機Pが点Aから点Cまで線分AC上を飛ぶ間における、飛行機Pを見上げる角∠POQの大きさについて考察しよう。

(2)太郎さんは、飛行機Pが点Aを通過してから何秒後に∠POQの大きさが最大になるかを、∠POQの大きさと線分OQの長さの関係に着目して考えている。
∠POQの大きさが最大になるのは、点Qが( ニ )のときであり、飛行機Pが点Aを通過してから( ヌネ )秒後である。また、このときの∠POQの大きさは( ノ )である。

( ノ )にあてはまるものを一つ選べ。
問題文の画像
  • 40°以上45°未満
  • 45°以上50°未満
  • 50°以上55°未満
  • 55°以上60°未満
  • 60°以上65°未満
  • 65°以上70°未満
  • 70°以上75°未満
  • 75°以上80°未満
  • 80°以上85°未満
  • 85°以上90°未満

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (2件)

01

(※問題文と同様に、辺 PQ の長さを PQ と表します。)
設問(ニ)の条件、すなわち辺OQと辺BDが垂直になる条件で考えます。


設問(タ)(チ)(ツテ)よりcos∠OBD = 5/(2√7) なので、
sin2∠OBD = 1 - {5/(2√7)}2=1-25/28=3/28 であり、
sin∠OBD = √(3/28) 

よって、OQ = h・sin∠OBD =h √(3/28) ( =(h√21)/14 )
したがって tan∠POQ =h/{h √(3/28)} =√(28/3)=√(9.333・・・)
問題文の「平方根の表」を見ると、その値は3以上3.1623未満だと分かります。
 

次に「三角比の表」を見ると、正接は71°以上73°未満の時に3以上3.1623未満となる事が分かります。
 

選択肢を見ると「70°以上75°未満」というものがあり、それが設問(ノ)の解答となります。

 

設問(ニ)

tan∠POQ =h/OQ ですから、OQ が最小の時にtan∠POQ は最大となり、∠POQ も最大になります。

OQ が最小になるのは、辺OQと辺BDが垂直である時です。これが設問(ニ)の解答です。
(辺OQと辺BDが垂直となる位置からQを少しでも動かすと OQ は最小値よりも大きくなります。)

 

設問(タ)~(テ)

OB =h

OD = (√3)h

BD = (√7)h です。
余弦定理により、
OD2=OB2+BD2-2・OB・BD・cos∠OBD
辺の長さを代入すると、
3h2 = h2 + 7h2 -2(√7)h2cos∠OBD
⇔cos∠OBD = 5/(2√7) =5(√7)/14

 

設問(セ)(ソ)

30°, 60°, 90° の三角形の辺の比より 
OD = (√3)・CD =(√3)h

∠BOD = 150°
OB =h
OD = (√3)h により、
余弦定理を使えば BD の長さが分かる事になります。
余弦定理を使うと、
BD2 = OB2 + OD2 -2・ OB・OD・cos∠BOD

= h2+3h2-2・h・(√3)h・(-√3)/2

=4h2+3h2=7h2
よって、
BD2 = 7h2 により BD = (√7)h となります。

選択肢7. 70°以上75°未満

OQ は三平方の定理から計算しても同じ結果を得ます。

 

また、本設問での tan∠POQの取り得る範囲の求め方も1通りではありません。
例えば、OQ =h √(3/28) =(h√21)/14 なので最右辺の (h√21)/14 を使って計算する事もできます。
いずれにしても「平方根の表」を使う事になります。
自分で把握しやすいと感じる方法で結果を求めましょう。

 

「平方根の表」を使用した後、設問(ナ)と同じく「三角比の表」を使用する事になります。
 

まとめ

OQ は直角三角形の基本公式から落ち着いて求めましょう。

結果はきれいな平方根の形になりませんが、まだ使用していない問題文中の「平方根の表」の使用を予測します。

実際、その後に「平方根の表」を初めて使う事になります。


その次に、再度「三角比の表」を使用します。設問(ナ)に続き2回目です。
「三角比の表」には正弦、余弦、正接の値のいずれも記載されていますが、結果を見ると使用したのは2回とも正接のみであった事になります。

参考になった数0

02

空欄(セ)、(ソ)

空欄(セ)、(ソ)の解説の画像へのリンク

△AOBは1つの角度が45°の直角三角形なので、辺の比は1:1:√(2)。よって、AB=hよりOB=h
△CODは1つの角度が30°の直角三角形なので、辺の比は1:2:√(3)。よって、CD=hよりOD=√(3)h

空欄(セ)、(ソ)の解説の画像へのリンク

△BODの余弦定理

BD2=OB2+OD2-2OB・OD・cos∠BOD

より

BD2=(h)2+(√(3)h)2-2(h)(√(3)h)cos(150°)
=h2+3h2-2√(3)h2・(-√(3)/2)

=7h2

BD=√(7)h

 

空欄(タ)〜(テ)

空欄(タ)〜(テ)の解説の画像へのリンク

△OBDの余弦定理

OD2=OB2+BD2-2OB・BD・cos∠OBD

より
cos∠OBD=(OB2+BD2-OD2)/(2OB・BD)
=((h)2+(√(7)h)2-(√(3)h)2)/(2(h)(√(7)h))

=(h2+7h2-3h2)/(2√(7)h2)

=5/(2√(7))
=5√(7)/14

 

△OBQにおいて、
(sin∠OBD)2+(cos∠OBD)2=1
sin∠OBD=OQ/h

cos∠OBD=5/(2√(7))
より、
(OQ/h)2+(5/(2√(7)))2=1

OQ2=(1-25/28)h2=3h2/28
OQ=√(3)h/(2√(7))=√(21)h/14
tan∠POQ=h/(√(21)h/14)=14/√(21)

平方根の表より
tan∠POQ=14/4.5826=3.0550...
また、三角比の表より
tan71°=2.9042 < tan∠POQ=3.0550 < tan72°=3.0777

まとめ

わかっているcos∠OBDを有効に使いましょう。

参考になった数0