大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問15 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問4)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問15(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

〔1〕花子さんと太郎さんは、コンピュータを使って、関数y=ax2+bx+cのグラフを表示させている。

(2)花子さんと太郎さんは、a=2、b=−7、c=7と定めたとき、関数y=2x2−7x+7のグラフが、点P(1,2)と点Q(3,4)を通ることに気づいて、コンピュータの画面を見ながら、次のように話している。

花子:このグラフは点P(1,2),Q(3,4)を通っているね。
太郎:aの値を変えるとグラフはどうなるのかな。
花子:aの値だけを変えたら、P,Qを通らなくなったよ。P,Qを通るようにするには、aの値に応じてbとcの値をどう変えたらよいのかな。

0でない実数aに対して

b=( オ )―( カ )a
c=( キ )+( ク )a

とすれば、関数

y=ax2+([ オ ]―[ カ ]a)x+( キ )+( ク )a・・・①

のグラフは2点PとQを通る。

(3)太郎さんと花子さんは、aの値を0より大きい範囲で変えながら、関数①のグラフを表示させて、頂点のy座標について考えている。

太郎:aの値をより大きい範囲で変えながら、関数①のグラフの頂点を考えてみようよ。
花子:グラフの頂点のy座標が最大になるような関数はどのようなものなのかな。
太郎:グラフの頂点の座標をaの式で表して考えるのは、私たちには難しそうだね。別のやり方はないかな。
花子:グラフを表示してみたら、2点P(1,2),Q(3,4)とグラフの頂点との関係がわかるね。
太郎:どのaに対しても、関数①のグラフは必ずPとQを通るね。
花子:しかもaが正の実数だから、関数①のグラフは下に凸で、頂点はグラフの一番下になるね。
太郎:そう考えると、頂点のy座標が最大になるようなグラフが予想できるね。

グラフの頂点のy座標の最大値は( ケ )であり、頂点のy座標が最大に

なるaの値は( コ )/( サ )である。

( コ )/( サ )にあてはまるものを一つ選べ。
問題文の画像
  • コ:1  サ:2
  • コ:2  サ:3
  • コ:1  サ:4
  • コ:2  サ:5

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この過去問の解説 (2件)

01

2次関数の頂点の x 座標は -b/(2a) です。(設問(ア)~(エ)の計算から。)


次に前問(ケ)から頂点の座標が点P(1,2)と推測されたので、
点 P の x 座標を使って計算を行います。
解答の検証のために前問(ケ)で行った計算と同じになりますが、再掲します。

 

前問(ケ)で行った計算

点 P のx座標と(オ)(カ)の結果 b = 1 -4a を使う事により
1 = -b/(2a) (右辺は頂点の x 座標を表す式で、設問(ア)~(エ)でも考察しています。)
b を代入すると
2a = -1+4a
⇔ 2a =1
⇔ a=1/2 の時に頂点は点Pの位置にあり、aは正の値という条件に合います。
(この a の値は次の設問(コ)(サ)の解答となります。)

 

コ:1 サ:2 が本設問の解答となります。

 

設問(ア)~(エ)より

公式を覚えていれば直接的に解答を得れますが、
そうでない場合は a≠0のもとで式を変形して
ax2+bx+c = a(x2+b/a)+c = a{x+b/(2a)}2+c-b2/(4a)

 

よって、この2次関数の頂点の座標は x=-b/(2a), y=c -b2/(4a) です。

 

設問(オ)~(カ)より

a, b, c の値が不明である条件のもと、
(1,2)および(3,4)の座標の値を2次式に代入すると
2 = a + b + c
4 = 9a + 3b + c
 

これら2つの式は b と c に関する連立1次方程式になっています。

第2式の両辺から第1式の両辺を引くと、
2 = 8a +2b ⇔ b= 1-4a
この  b の値を第1式に代入すると
2 = a+ 1 -4a +c ⇔ c= 1+3a

選択肢1. コ:1  サ:2

a = 1/2( > 0)

コ:1, サ:2 が本設問の解答になります。
設問(ケ)の「頂点が点Pに等しくなる」という場合が確かに起こり得るという検証にもなっています。

 

別解として、計算はより複雑になってしまいますが点 P の y 座標でも計算できます。
2次方程式になりますが、重解が得られるはずという推測のもとで計算します。
前問で検証のために計算していますが、再掲します。

 

前問(ケ)の検証で別解として記載した計算

y=c -b2/(4a) から、
1+3a -(1 -8a + 16a2)/(4a) = 2 とします。
両辺に a を掛けて
4a + 12a2 -1 +8a - 16a2 = 8a
⇔ 4a2 -4a +1= 0
⇔ (2a-1)2 = 0
⇔ a=1/2
x 座標を使った時と同じ結果が得られ、重解であるため解が1つだけである事も含めて合致しています。

まとめ

前問(ク)とセットになっている問題です。
前問(ク)は図からの推測で計算なしでも結果的に正しい選択肢を選べますが、
本設問はその推測を式で確かめる内容であると考える事もできます。

 

本設問では2次関数の頂点の x 座標 -b/(2a) を点Pの x 座標に当てはめる事で、比較的少ない計算で解答する事ができます。
 

参考になった数0

02

空欄(オ)〜(ク)

y=ax2+bx+c
に点P(1,2), Q(3,4)を代入して、b, cをaで表す形で求めます。

点P(1,2)より 2=a+b+c ... (1-1)
点Q(3,4)より 4=9a+3b+c ... (1-2)
(1-2)-(1-1)より
2=8a+b

b=1-4a
3✕(1-1)-(1-2)より

2=-6a+2c

c=1+3a

 

①より

y=ax2+(1-4a)x+(1+3a)

=a(x2+(1-4a)x/a+(1-4a)2/(4a2))+(1+3a)-(1-4a)2/(4a)

=a(x+(1-4a)/(2a))2+(-4a2+12a-1)/(4a)

頂点が点P(1,2)=(-(1-4a)/(2a), (-4a2+12a-1)/(4a))となるので、x座標から

-(1-4a)/(2a)=1
a=1/2

まとめ

今回は放物線の頂点(x0, y0)を求める式y=a(x-x0)2+y0を有効に利用しましょう。

参考になった数0