大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問22 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問11)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問22(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( ツ )にあてはまるものを一つ選べ。

〔2〕太郎さんと花子さんは、令和4年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査(47都道府県ごと)の結果を用いて、小学校第5学年の男子児童と中学校第2学年の男子生徒について、「運動(体を動かす遊びを含む)やスポーツをすることは好きですかという質問に対して、好きと回答した児童・生徒の割合」(以下、スポーツ好き)と「反復横とびの点数の平均値」(以下、反復横とび)の関係を調べることにした。
なお、以下の図については、スポーツ庁のWebページをもとに作成している。

(3)太郎さんと花子さんは、散布図においていくつかの集団があるときの全体の相関係数について関心をもち、簡単な例で考えることにした。

変量x,yの値の組

(−1,1)、(1,−1)

を考える。このとき、相関係数は−1となる。
問題文の画像
  • 0
  • −2/3
  • −1/2
  • −1/5
  • −1/6
  • 1/6
  • 1/5
  • 1/2
  • 2/3

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この過去問の解説 (2件)

01

相関係数の定義は「(x, y の共分散)/{(x の標準偏差)(y の標準偏差)}」です。
標準偏差は分散の平方根(正の値)になります。

 

問題文にもあるように、sx2 = sy2 です。

すなわち x と y の分散は同じ値です。
したがって x と y の標準偏差も同じ値になります。

sx = sy です。


つまり、

本設問では(x の標準偏差)(y の標準偏差)=(x の標準偏差)2=(x の分散)となります。
設問(タ)から x の分散 = 5/3 であり、
設問(チ)から x, y の共分散は (-1/3) ですので、
相関係数は (-1/3)/(5/3) = -1/5 となります。

 

「-1/5」の選択肢が設問(ツ)の解答です。
 

 

設問(チ)

共分散の計算には、
xの偏差「x - xの平均値」と
yの偏差「y - yの平均値」の積が必要となりますが、
設問(ソ)からxの平均値は 0です。
また、同様にyの平均値も計算すると (1 - 1 + 0 - 2 + 2 + 0)/6 = 0 であるので、
本設問の計算は xy を組ごとに計算して足し合わせ、データ数である 6 で割ればよい事になります。
すると、xy で 0 にならない項は最初の(−1,1)(1,−1)の組によるものだけなので、
本設問での共分散は(-1 -1)/6 = -2/6 = -1/3 です。

 

設問(タ)

前問(ソ)からxの平均値が 0 と分かったので、
分散の計算に使用する「偏差」である「x - xの平均値」 は全て x に等しい事になります。


分散は「偏差平方和」をデータ数 n で割った値、
すなわちここでは「(x - xの平均値) 2」を全て足して 6 で割った値になります。
 

よって本設問での x の分散は、

それぞれのx の値を2乗して全て足し合わせてから 6 で割った値です。
計算は 0 であるものをあらかじめ除いて、 

(1+1+4+4)/6 = 10/6 =5/3 となります。

 

設問(ソ)

(−1,1)(1,−1)の組に(-2,0)(0,−2)(0,2)(2,0)を付け加えてx の平均値を考えます。

(問題文には「加える」と書いてありますが値を加えるわけではありません。組を増やすという事です。)
x の合計は 0 ですので平均値も 0 です。
よって、設問(ソ)の解答は「0」になります。

式で書くと (-1 +1  -2 + 0 + 0 + 2)/6 =0 です。

選択肢4. −1/5

 x と y の分散は同じ値である事は問題文に書いてありますが、
実際に計算してみると、yの平均値が 0 である事に注意して確かに
(1+1+4+4)/6=5/3 となる事が分かります。

 

分散があらかじめ標準偏差の2乗 sx2, sy2 で表されている事に注意すると、
本設問の結果は式では次のように計算できます。
rxy = sxy/{(sx)(sy)}
sx2 = sy2 より sx = sy なので、
rxy = sxy/(sx2) = (-1/3)/(5/3) = -1/5

まとめ

相関係数の定義を覚えている必要があります。
相関係数=(x, y の共分散)/{(x の標準偏差)(y の標準偏差)}です。
記号を使うと rxy = sxy/{(sx)(sy)} となります。


相関係数は必ず -1 以上 1 以下の値をとります。(本設問の選択肢は全てその範囲内のものになっています。)
 

参考になった数0

02

※ xの平均値はbar(x)と表記します。

 

空欄(ソ)

表1の列「x」より

bar(x)=(x1+x2+ ... +xn)/n
=(-1+1-2+0+0+2)/6

=0

 

空欄(チ)

表1の列「y」より「x」と要素は同じなので、
bar(x)=bar(y)=0

 

表1は、すべて記入すると以下の通り。

xyx-bar(x)y-bar(y)(x-bar(x))(y-bar(y))
-11-11-1
1-11-1-1
-20-200
0-20-20
02020
20200


表1の列「(x-bar(x))(y-bar(y))」より
Sxy=((x1-bar(x1))(y1-bar(y1))+(x2-bar(x2))(y2-bar(y2))+ ... +(xn-bar(xn))(yn-bar(yn)))/n

=((-1)+(-1)+(0)+(0)+(0)+(0))/6
=-2/6

=-1/3

 

空欄(タ)

表1の列「x-bar(x)」より
Sx2=((x1-bar(x1))+(x2-bar(x2))+ ... +(xn-bar(xn)))/n

=((-1)2+(1)2+(-2)2+(0)2+(0)2+(2)2)/6
=(1+1+4+4)/6
=10/6
=5/3


Sx2=Sy2より

rxy=Sxy/SxSy

=Sxy/Sx2

=(-1/3)/(5/3)
=-1/5

まとめ

相関係数rxy=Sxy/SxSy
を計算できるようにしておきましょう。

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