共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問60 (数学Ⅱ・数学B(第3問) 問9)

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問題

共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問60(数学Ⅱ・数学B(第3問) 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

(3)以下、( タ )にあてはまるものを一つ選べ。
α,βはα<βを満たす定数とする。x≧αのとき、次の関数H(x)について考える。
問題文の画像
  • 0
  • 関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積
  • 関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の2倍
  • 関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の1/2倍
  • 関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の−1/2倍
  • 関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の−1倍
  • 関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の−2倍

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この過去問の解説 (3件)

01

H(x)=∫αx|(t-α)(t-β)|dt-∫αx(t-α)(t-β)dt と

(1)・(2)の G(x)=∫0x|t(t-2)|dt 、 F(x)=∫0xt(t-2)dt を見比べると

 

H(x)において α=0、β=2 としたものが(2)の議論であることが分かります。

 

これに留意して G0(x)=∫αx|(t-α)(t-β)|dt 、 F0(x)=∫αx(t-α)(t-β)dt とおくと

H(x)=G0(x)-F0(x) 

であります。

 

(2)では

0≦x≦2のとき G(x)=-F(x)

2≦xのとき G(x)=F(x)-2F(2)=F(x)+3/8

であったことと同様に

 

α≦x≦βのとき G0(x)=-F0(x) すなわち H(x)=-F0(x)-F0(x)=-2F0(x)

β≦xのとき G0(x)=F0(x)-2F0(β) すなわち H(x)=F0(x)-2F0(β)-F0(x)=-20F(β) (定数)

 

よって、β≦xのときにH(x)はxの値によらず一定であるといえます。

 

β≦x のとき

H(x)=-2F0(β)=-2αβ(t-α)(t-β)dt と表します。

 

また、関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積をSとすると

S=-αβ(t-α)(t-β)dt であるため

 

H(x)=2S といえます。

すなわち、H(x)は関数y=(x−α)(x−β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の2倍 となります。

参考になった数0

02

空欄(ソ)

前問までの流れを踏まえると、回答が容易です。

 

|(t-α)(t-β)|は、t=α, βのとき0となり、α<βより
t≦α, β≦tのとき|(t-α)(t-β)|=(t-α)(t-β)
α≦t≦βのとき|(t-α)(t-β)|=-(t-α)(t-β)

 

また、I(x)=∫αx(t-α)(t-β)dtと置きます。

 

α≦x≦βのとき
H(x)=∫αx|(t-α)(t-β)|dt-∫αx(t-α)(t-β)dt
=∫αx{-(t-α)(t-β)}dt-∫αx(t-α)(t-β)dt

=-∫αx(t-α)(t-β)dt-∫αx(t-α)(t-β)dt
=-2∫αx(t-α)(t-β)dt

=-2I(x)
I(x)はxによって変化します。

β≦xのとき
H(x)=αx|(t-α)(t-β)|dt-∫αx(t-α)(t-β)dt
=∫αβ{-(t-α)(t-β)}dt+∫βx(t-α)(t-β)dt-∫αx(t-α)(t-β)dt

=-∫αβ(t-α)(t-β)dt+∫αx(t-α)(t-β)dt-∫αβ(t-α)(t-β)dt-∫αx(t-α)(t-β)dt

=-2∫αβ(t-α)(t-β)dt
=-2I(β)
I(β)は定数なのでxによって変化しません。

なお、α=0、β=2とすると、前問までの内容と一致します。

 

関数y=(x-α)(x-β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積Sを考えます。
x軸と交わるのはx=α, βなので、関数y=(x-α)(x-β)のグラフとx軸で囲まれる範囲はα≦x≦βとなります。
また、関数y=(x-α)(x-β)が下に凸の放物線であることから、α≦x≦βではx軸が上になり、関数y=(x-α)(x-β)のグラフが下になります。
よって面積Sは
S=∫αβ{0-(t-α)(t-β)}dt
=-∫αβ(t-α)(t-β)dt
=-I(β)

以上より、H(x)は
H(x)=-2I(β)
=2S

まとめ

関数y=(x-α)(x-β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積を求める時、
単純に積分=面積と解釈していると、今回の∫αβ(t-α)(t-β)dtのように積分がマイナスの値になることに注意が必要です。

面積は、2つの関数の交点と、2つの関数の上下関係に注意しながら
面積=∫始点終点(上の関数-下の関数)dt
であることに気をつけましょう。
 

参考になった数0

03

解答:関数y=(x-α)(x-β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の2倍

 

解説:

α=0、β=2とすると、(2)までと同様に考えることができます。

このとき、H(x)=G(x)-F(x)と書き換えることができます。

0≦x≦2のとき、

G(x)=-F(x)

2≦xのとき、

G(x)=F(x)+4/3

これらをα、βを用いて表すと、

α≦x≦βのとき、

G(x)=-F(x)

β≦xのとき、

G(x)=F(x)+2∫αβ(t-α)(t-β)dt

 

よって、

α≦x≦βのとき、

H(x)=G(x)-F(x)

=-2F(x)

β≦xのとき、

H(x)=F(x)+2∫αβ(t-α)(t-β)dt-F(x)

=2∫αβ(t-α)(t-β)dt

 

したがって、H(x)の値は関数y=(x-α)(x-β)のグラフとx軸で囲まれた図形の面積の2倍です。

参考になった数0