大学入学共通テスト(数学) 過去問
令和7年度(2025年度)追・試験
問92 (数学Ⅱ・数学B(第7問) 問5)

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問題

大学入学共通テスト(数学)試験 令和7年度(2025年度)追・試験 問92(数学Ⅱ・数学B(第7問) 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

(ⅲ) 前問 から、複素数平面上で方程式①を満たす点z全体は、複素数平面上における( カ )である。
ただし、複素数平面上で方程式①を満たす点z=x+yi全体は、座標平面上で方程式②を満たす点(x,y)全体と同じ図形であることに注意する。

( カ )にあてはまるものを一つ選べ。

  • 点1−iを中心とする半径4の円
  • 点−1+iを中心とする半径4の円
  • 2点1,−1を焦点とし、長軸の長さが4の楕円
  • 2点i,−iを焦点とし、長軸の長さが4の楕円
  • 2点1,−1を焦点とし、長軸の長さが8の楕円
  • 2点i,−iを焦点とし、長軸の長さが8の楕円
  • 2点√7,−√7を焦点とし、2点√3,−√3が頂点の双曲線
  • 2点√7i,−√7iを焦点とし、2点√3i,−√3iが頂点の双曲線
  • 2点√7,−√7を焦点とし、2点2,−2が頂点の双曲線
  • 2点√7i,−√7iを焦点とし、2点2i,−2iが頂点の双曲線

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この過去問の解説 (2件)

01

前問(オ)から、式 (x2/4) + (y2/3) = 1 が得られています。
この事から、z が複素平面上で描く図形は楕円であると分かります。
(最初の式|z +1| + |z - 1| = 4からも楕円であると実は分かります。)
長軸の長さは公式から直ちに分かりますが、ここでは計算してみましょう。

 

焦点の座標は式から判断できます。
最初の式|z +1| + |z - 1| = 4 を見ると、
点 1 と点 -1 からの距離の和が 4 である事が分かります。
これは楕円の焦点が点 1 と点 -1である事を示しています。
長軸は2つの焦点を通るので実軸上にある事が分かります。

 

(x2/4) + (y2/3) = 1 に y =0 を代入すると、 
x2=4 ⇔ x = 2 または -2 となり、
楕円と長軸の交点は複素数で言うと点 2 と点 -2 です。
よって、長軸の長さは 2 -(-2) =4 となります。

 

「2点1,−1を焦点とし、長軸の長さが4の楕円」の選択肢が設問(カ)の解答となります。

 

前問(オ)

設問(エ)の計算結果の式より、
x +4 =2√{(x+1)2 + y2}
問題文にしたがって両辺を2乗すると、
x2+8x+16=4x2+8x+4+4y2
⇔ 3x2 + 4y2 = 12
⇔ (1/4)x2 + (1/3)y2 = 1


「(x2/4) + (y2/3)」の選択肢が設問(オ)の解答となります。

 

 

設問(エ)

設問(イ)(ウ)より、
√{(x-1)2 + y2} = 4 - √{(x+1)2 +y2}
問題文にしたがって両辺を2乗すると、
(x-1)2 + y2 = 16 +(x+1)2 +y2 - 8√{(x+1)2 + y2}
⇔ -2x +1 = 16 +2x +1 - 8√{(x+1)2 + y2}
⇔16 +4x = 8√{(x+1)2 + y2}
⇔ x +4 =2√{(x+1)2 + y2}

 

「x+4 」の選択肢が設問(エ)の解答となります。

(右辺の(ウ)は x+1 です。)

 

設問(イ)(ウ)

問題文にしたがって z = x + yi とおくと、
z - 1 = x - 1+ yi
z + 1 = x + 1 +yi
よって、|z +1| + |z - 1| = 4 は x, y で表すと次式になります。
√{(x-1)2 + y2} +√{(x+1)2 +y2} =4
⇔√{(x-1)2 + y2} =4 - √{(x+1)2 + y2}

 

イ:y ウ:(x+1) の選択肢が設問(イ)(ウ)の解答となります。

選択肢1. 点1−iを中心とする半径4の円

円の式であれば、

xy 平面では (x-a)2 +(y-b)2 =r2 の形であり、

複素数であれば |z - u| = r の形となります。

選択肢3. 2点1,−1を焦点とし、長軸の長さが4の楕円

長軸と楕円の交点の1つである点2について「2つの焦点からの距離の和が4になるか」を確かめてみます。
(2-1)+{2-(-1)} = 1+3 = 4 となり、確かにそのようになる事が分かります。

 

公式から長軸の長さを求める場合、
式を x2/(22) + y2/{(√3)2} = 1 の形にして、
2・2 = 4 から長軸の長さが 4 だと判定します。
(楕円の長軸は2つの焦点を通る直線上に存在します。)

選択肢5. 2点1,−1を焦点とし、長軸の長さが8の楕円

焦点が点 1 と点 -1 で長軸の長さが 8 であると、
長軸と楕円の交点の1つである点4に対して、
焦点からの距離の和が 4-3 + 4- (-1) = 6 となり 4 を超えてしまいます。

まとめ

複素数の問題から、楕円の性質の問題に変化している設問です。


公式を使う場合、
x2/(a2)+y2/(b2) = 1 の楕円において a > b の時に長軸の長さは 2a です。

楕円や他の二次曲線の性質に慣れておきましょう。
 

参考になった数0

02

解答:2点1,-1を焦点とし、長軸の長さが4の楕円

 

解説:

(オ)の解答より、

x2/22+y2/(√3)2=1

2>√3より、

焦点は、(√{22-(√3)2},0),(-√{22-(√3)2},0)

すなわち、(1,0),(-1,0)

これは複素数平面において、点1、点-1であり、長軸の長さは4です。

したがって、2点1,-1を焦点とし、長軸の長さが4の楕円です。

参考になった数0