共通テスト(数学) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問25 (数学Ⅰ・数学A(第2問) 問〔2〕(3)(ii)(テ))
問題文
〔2〕以下の問題を解答するにあたっては、与えられたデータに対して、次の値を外れ値とする。
「(第1四分位数)−1.5✕(四分位範囲)」以下の値
「(第3四分位数)+1.5✕(四分位範囲)」以上の値
水泳部に所属する太郎さんは、1500m自由形におけるペース配分を考えるために、2021年に開催された東京オリンピックの男子1500m自由形に関するデータを分析することにした。なお、自由形とは、どのような泳ぎ方で泳いでもよい競技のことである。
分析で用いるデータは、28人の選手における、予選で計測された記録(以下、タイム)とする。ここでは、タイムは秒単位で表すものとする。例えば、15分23秒46であれば、60✕15+23.46=923.46(秒)である。そして、公式順位(以下、順位)は、タイムの値が小さい方が上位となる。また、28人の選手それぞれのタイムについて、スタートから750mまでのタイムをT前とし、750mからゴールまでのタイムをT後とする。さらに、T前とT後の平均値をT前後とする。
なお、以下の図や表については,World AquaticsのWebページをもとに作成している。
(3)太郎さんは、順位とペース配分の関係を調べるために、前半と後半という二分割だけではなく、より細かく分割されたタイムを用いて分析することにした。1500m自由形のタイムは、スタートから50mまでのタイム、50mから100mまでのタイムのように、ゴールまで50mごとの30個に分けて計測されている。そこで、これら30個のタイムを用いて分析する。
(ii)太郎さんは28人の選手それぞれについて、30個のタイムを用いて、選手ごとの箱ひげ図を作成し、分散を計算した。図3は上から分散が小さい順になるように、28人の選手それぞれの箱ひげ図を並べたものであり、30個のタイムにおける外れ値は、白丸で示されている。なお、分散が等しい選手はいなかった。
次の(a),(b)は、図3に関する記述である。
(a)28人の選手において、29秒より速いタイムはすべて外れ値である。
(b)28人の選手から2人を選んだとき、分散の大きい選手の四分位範囲は、分散の小さい選手の四分位範囲より小さいことがある。
(a),(b)の正誤の組合せとして正しいものは( テ )である。
(iii)順位が1位から8位までの選手のグループを決勝進出グループ、9位から28位までの選手のグループを予選敗退グループと呼ぶことにする。決勝進出グループであり、かつ30個のタイムの分散が小さい方から14番目までの選手の人数をn(人)とすると、表2のようになる。
このとき、図3からn=( ト )であることがわかる。このことから、決勝進出グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をP、予選敗退グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をQとすると、P( ナ )Qであることがわかる。
( テ )にあてはまるものを選べ。
「(第1四分位数)−1.5✕(四分位範囲)」以下の値
「(第3四分位数)+1.5✕(四分位範囲)」以上の値
水泳部に所属する太郎さんは、1500m自由形におけるペース配分を考えるために、2021年に開催された東京オリンピックの男子1500m自由形に関するデータを分析することにした。なお、自由形とは、どのような泳ぎ方で泳いでもよい競技のことである。
分析で用いるデータは、28人の選手における、予選で計測された記録(以下、タイム)とする。ここでは、タイムは秒単位で表すものとする。例えば、15分23秒46であれば、60✕15+23.46=923.46(秒)である。そして、公式順位(以下、順位)は、タイムの値が小さい方が上位となる。また、28人の選手それぞれのタイムについて、スタートから750mまでのタイムをT前とし、750mからゴールまでのタイムをT後とする。さらに、T前とT後の平均値をT前後とする。
なお、以下の図や表については,World AquaticsのWebページをもとに作成している。
(3)太郎さんは、順位とペース配分の関係を調べるために、前半と後半という二分割だけではなく、より細かく分割されたタイムを用いて分析することにした。1500m自由形のタイムは、スタートから50mまでのタイム、50mから100mまでのタイムのように、ゴールまで50mごとの30個に分けて計測されている。そこで、これら30個のタイムを用いて分析する。
(ii)太郎さんは28人の選手それぞれについて、30個のタイムを用いて、選手ごとの箱ひげ図を作成し、分散を計算した。図3は上から分散が小さい順になるように、28人の選手それぞれの箱ひげ図を並べたものであり、30個のタイムにおける外れ値は、白丸で示されている。なお、分散が等しい選手はいなかった。
次の(a),(b)は、図3に関する記述である。
(a)28人の選手において、29秒より速いタイムはすべて外れ値である。
(b)28人の選手から2人を選んだとき、分散の大きい選手の四分位範囲は、分散の小さい選手の四分位範囲より小さいことがある。
(a),(b)の正誤の組合せとして正しいものは( テ )である。
(iii)順位が1位から8位までの選手のグループを決勝進出グループ、9位から28位までの選手のグループを予選敗退グループと呼ぶことにする。決勝進出グループであり、かつ30個のタイムの分散が小さい方から14番目までの選手の人数をn(人)とすると、表2のようになる。
このとき、図3からn=( ト )であることがわかる。このことから、決勝進出グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をP、予選敗退グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をQとすると、P( ナ )Qであることがわかる。
( テ )にあてはまるものを選べ。
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問題
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共通テスト(数学)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問25(数学Ⅰ・数学A(第2問) 問〔2〕(3)(ii)(テ)) (訂正依頼・報告はこちら)
〔2〕以下の問題を解答するにあたっては、与えられたデータに対して、次の値を外れ値とする。
「(第1四分位数)−1.5✕(四分位範囲)」以下の値
「(第3四分位数)+1.5✕(四分位範囲)」以上の値
水泳部に所属する太郎さんは、1500m自由形におけるペース配分を考えるために、2021年に開催された東京オリンピックの男子1500m自由形に関するデータを分析することにした。なお、自由形とは、どのような泳ぎ方で泳いでもよい競技のことである。
分析で用いるデータは、28人の選手における、予選で計測された記録(以下、タイム)とする。ここでは、タイムは秒単位で表すものとする。例えば、15分23秒46であれば、60✕15+23.46=923.46(秒)である。そして、公式順位(以下、順位)は、タイムの値が小さい方が上位となる。また、28人の選手それぞれのタイムについて、スタートから750mまでのタイムをT前とし、750mからゴールまでのタイムをT後とする。さらに、T前とT後の平均値をT前後とする。
なお、以下の図や表については,World AquaticsのWebページをもとに作成している。
(3)太郎さんは、順位とペース配分の関係を調べるために、前半と後半という二分割だけではなく、より細かく分割されたタイムを用いて分析することにした。1500m自由形のタイムは、スタートから50mまでのタイム、50mから100mまでのタイムのように、ゴールまで50mごとの30個に分けて計測されている。そこで、これら30個のタイムを用いて分析する。
(ii)太郎さんは28人の選手それぞれについて、30個のタイムを用いて、選手ごとの箱ひげ図を作成し、分散を計算した。図3は上から分散が小さい順になるように、28人の選手それぞれの箱ひげ図を並べたものであり、30個のタイムにおける外れ値は、白丸で示されている。なお、分散が等しい選手はいなかった。
次の(a),(b)は、図3に関する記述である。
(a)28人の選手において、29秒より速いタイムはすべて外れ値である。
(b)28人の選手から2人を選んだとき、分散の大きい選手の四分位範囲は、分散の小さい選手の四分位範囲より小さいことがある。
(a),(b)の正誤の組合せとして正しいものは( テ )である。
(iii)順位が1位から8位までの選手のグループを決勝進出グループ、9位から28位までの選手のグループを予選敗退グループと呼ぶことにする。決勝進出グループであり、かつ30個のタイムの分散が小さい方から14番目までの選手の人数をn(人)とすると、表2のようになる。
このとき、図3からn=( ト )であることがわかる。このことから、決勝進出グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をP、予選敗退グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をQとすると、P( ナ )Qであることがわかる。
( テ )にあてはまるものを選べ。
「(第1四分位数)−1.5✕(四分位範囲)」以下の値
「(第3四分位数)+1.5✕(四分位範囲)」以上の値
水泳部に所属する太郎さんは、1500m自由形におけるペース配分を考えるために、2021年に開催された東京オリンピックの男子1500m自由形に関するデータを分析することにした。なお、自由形とは、どのような泳ぎ方で泳いでもよい競技のことである。
分析で用いるデータは、28人の選手における、予選で計測された記録(以下、タイム)とする。ここでは、タイムは秒単位で表すものとする。例えば、15分23秒46であれば、60✕15+23.46=923.46(秒)である。そして、公式順位(以下、順位)は、タイムの値が小さい方が上位となる。また、28人の選手それぞれのタイムについて、スタートから750mまでのタイムをT前とし、750mからゴールまでのタイムをT後とする。さらに、T前とT後の平均値をT前後とする。
なお、以下の図や表については,World AquaticsのWebページをもとに作成している。
(3)太郎さんは、順位とペース配分の関係を調べるために、前半と後半という二分割だけではなく、より細かく分割されたタイムを用いて分析することにした。1500m自由形のタイムは、スタートから50mまでのタイム、50mから100mまでのタイムのように、ゴールまで50mごとの30個に分けて計測されている。そこで、これら30個のタイムを用いて分析する。
(ii)太郎さんは28人の選手それぞれについて、30個のタイムを用いて、選手ごとの箱ひげ図を作成し、分散を計算した。図3は上から分散が小さい順になるように、28人の選手それぞれの箱ひげ図を並べたものであり、30個のタイムにおける外れ値は、白丸で示されている。なお、分散が等しい選手はいなかった。
次の(a),(b)は、図3に関する記述である。
(a)28人の選手において、29秒より速いタイムはすべて外れ値である。
(b)28人の選手から2人を選んだとき、分散の大きい選手の四分位範囲は、分散の小さい選手の四分位範囲より小さいことがある。
(a),(b)の正誤の組合せとして正しいものは( テ )である。
(iii)順位が1位から8位までの選手のグループを決勝進出グループ、9位から28位までの選手のグループを予選敗退グループと呼ぶことにする。決勝進出グループであり、かつ30個のタイムの分散が小さい方から14番目までの選手の人数をn(人)とすると、表2のようになる。
このとき、図3からn=( ト )であることがわかる。このことから、決勝進出グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をP、予選敗退グループにおいて分散が小さい方から14番目までの選手が占める割合をQとすると、P( ナ )Qであることがわかる。
( テ )にあてはまるものを選べ。
- (a):正 (b):正
- (a):正 (b):誤
- (a):誤 (b):正
- (a):誤 (b):誤
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この過去問の解説 (2件)
01
図3は、上から順に分散が小さい選手、下にいくほど分散が大きい選手になるように並べられています。
(a)
タイムは小さいほど速いので、「29秒より速い」とは、29秒未満という意味です。
図3では、外れ値が白丸で表されています。
したがって、(a)が正しいためには、29秒未満の値がすべて白丸になっていなければなりません。
しかし、図3の下の方を見ると、例えば26位の選手では、箱ひげ図の左側のひげが29秒より左まで伸びています。
ひげの部分は外れ値ではありません。
つまり、29秒未満であっても外れ値ではないタイムが存在します。
したがって、(a)は誤りです。
(b)
図3は、上にいる選手ほど分散が小さく、下にいる選手ほど分散が大きい順番になっています。
一方、箱ひげ図では、箱の横幅=四分位範囲です。
そこで、上下に並ぶ選手の箱の横幅を比べます。
例えば、20位の選手より9位の選手の方が下にあるので、9位の選手の方が分散は大きいです。
しかし、図を見ると、9位の選手の箱は、20位の選手の箱より狭くなっています。
つまり、分散は9位の選手の方が大きい一方で、
四分位範囲は9位の選手の方が小さいという関係になっています。
したがって、分散が大きくても、四分位範囲が小さくなることはあります。
よって、(b)は正しいです。
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02
(a):誤です。分散が最も大きい選手(図3の箱ひげ図で、一番下の選手)は、
29秒よりも速いタイムが外れ値であるとは限りません。27.1~29秒は、
ひげの部分となっており、外れ値ではございません。
(b):正です。分散が小さい方から5番目の選手(順位が4位の選手)の四分位範囲は、
分散が小さい方から4番目の選手(順位が12位の選手)の四分位範囲よりも
小さいです。
「(a)は誤、(b)は正」が正解です。
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