共通テスト(数学) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問35 (数学Ⅰ・数学A(第3問) 問(2)(ii)(ス・セ))

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問題

共通テスト(数学)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問35(数学Ⅰ・数学A(第3問) 問(2)(ii)(ス・セ)) (訂正依頼・報告はこちら)

空間内に、AB=AC=10、BC=12である二等辺三角形ABCがある。ΔABCの内心をIとし、ΔIBCの重心をGとする。Gを通り、ΔABCを含む平面と垂直な直線上に、Gと異なる点Pがある。このとき、ΔABCを底面とする三角錐PABCについて考えよう。

直線AIと辺BCの交点をDとし、また、辺PA上の点Eは、∠PED=∠PIDを満たしているとする。なお、以下の問題において比を解答する場合は、最も簡単な整数の比で答えよ。

(2)線分PIとDEの交点をFとする。このとき、線分IFとFPの長さの比と、三角錐PABCの体積との関係について考えよう。

(i)次の仮定1のもとで三角錐PABCの体積V1について考える。

<仮定1>
線分IFとFPの長さの日がIF:FP=3:2である。

このとき

PE:EA=:( キ ):( ク )

であるから、(1)での考察に注意すると、AP=( ケ )√( コ )となる。
したがって,直線PGがΔABCを含む平面に垂直であることに注意すると、
V1=( サシ )であることがわかる。

(ii)(i)の仮定1の代わりに次の仮定2をおき、三角錐PABCの体積の変化について考える。

<仮定2>
線分IFとFPの長さの比がIF:FP=1:3である。

仮定2のもとでの三角錐PABCの体積V2を、(i)で求めたV1と比較すると,V2とV1の比は

V2:V1=( ス ):( セ )

であるから、( ソ )。

( ス ):( セ )にあてはまるものを選べ。
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この過去問の解説 (2件)

01

前問まででは、

AI=5、ID=3、AD=8です。

Gは△IBCの重心なので、IG:GD=2:1です。ID=3よりIG=2となり、

AG=AI+IG=5+2=7

です。

また、

E、I、D、Pは同一円周上にあるので、方べきの定理より、

AE・AP=AI・AD=5×8=40です。

さらに仮定1では、

IF:FP=3:2のとき、PE:EA=1:4となり、

AP=5√2です。

その結果、PG=1となるため、V1=16です。

と求めました。

今回は、仮定2のIF:FP=1:3に変えて同じ流れで考えます。

選択肢3. 6:1

△AIPにおいて、D、F、Eは一直線上にあります。

メネラウスの定理より、

AD/DI×IF/FP×PE/EA=1

です。

前問より、AD=8、DI=3であり、仮定2より、

IF/FP=1/3

です。

したがって、

8/3×1/3×PE/EA=1

となります。

よって、

8/9×PE/EA=1

PE/EA=9/8

です。

したがって、PE:EA=9:8となります。

 

PE:EA=9:8なので、

PE=9x

EA=8x

とします。

Eは辺PA上にあるので、

AP=PE+EA

=9x+8x=17x

です。

前問より、AE・AP=40なので、

8x×17x=40

となります。

したがって、

136x²=40

x²=5/17

です。

ここで、AP=17xなので、

AP²=17²x²

=289×5/17

=17×5=85

です。

したがって、AP²=85となります。

 

前問より、AG=7です。

また、PGは△ABCを含む平面に垂直で、AGはその平面上にあるので、PG⊥AGです。

したがって、△APGはGを直角とする直角三角形です。

三平方の定理より、AP²=AG²+PG²なので、

85=7²+PG²

85=49+PG²

PG²=36

となります。

よって、PG=6です。

 

三角錐PABCの底面は、仮定1でも仮定2でも同じ△ABCです。

三角錐の体積は、1/3×底面積×高さなので、底面積が同じなら、体積の比は高さの比になります。

仮定1では、PG=1でした。

仮定2では、PG=6です。

したがって、

V2:V1=6:1

です。

実際に、底面積は48なので、

V2=1/3×48×6
=96

前問より、V1=16です。

よって、

96:16=6:1

となります。

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02

まず、IF:FP=1:3のときの、PGの長さを求めましょう。

求め方は、基本的に、(1)~(2)(ⅰ)の解き方をなぞる形となります。

しかし、(ⅰ)のIF:FP=3:2のときと、(ⅱ)のIF:FP=1:3のときと、

共通しているものもございます。

共通しているものについては、無駄な計算・考察をする必要はありません。

時間を節約するようにしましょう。

IF:FP=1:3より、メネラウスの定理から、
  (PE/EA)×(AD/DI)×(IF/FP)=1
  (PE/EA)×((5+3)/3)×(1/3)=1
  (PE/EA)×(8/9)=1
  PE/EA=9/8
  9EA=8PE

  EA=(8/9)PE

  AE=(8/9)PE
となります。

PA上の点Eは、∠PED=∠PIDを満たしながら動いているため、

(ⅰ)のIF:FP=3:2のときと、(ⅱ)のIF:FP=1:3のとき、

どちらの場合でも、AE・AP=40となります((1)のオ・カを思い出しましょう)。

AE・AP=40より、
  AE・AP=40

  AE・(AE+PE)=40

  (8/9)PE・((8/9)PE+PE)=40   (AE=(8/9)PEより)
  (136/81)PE2=40
  PE2=40×81/136
  =81×5/17
となります。PE>0なので、PE=9√(5/17)です。

 

※

PE2=81×5/17については、分子のかけ算を拒否する形となっていますね。

PEを求めるときに、有理化することが予測されますが、

その際、√17を分母・分子にかけると、分子が大きな数字になること、

簡単な値に直すのが難しそうであることを見越しています

(実際に計算してみればわかりますので、試してみてください)。

 

 

  AE=(8/9)PE
より、
  AE=(8/9)×9√(5/17)=8√(5/17)
であり、
  AP=AE+PE
    =8√(5/17)+9√(5/17)
    =17√(5/17)
    =√85
となります。


(ⅰ)のIF:FP=3:2のときと、(ⅱ)のIF:FP=1:3のとき、

どちらの場合も、底面△ABCの形状は同じです。

(ⅰ)のサ・シを求める際、AGの長さ=7と求めていたはずですが、

この(ⅱ)でも、AGの長さ=7となります。

△AGPについて、三平方の定理から、
  PG=√(AP2-AG2)   (△APGで三平方の定理)

    =√((√85)2-72)
    =6
となります。
 

(ⅱ)IF:FP=1:3のとき、PG=6であることが分かりました。

一方で、(ⅰ)IF:FP=3:2のとき、PG=1であったことも分かっています。

(ⅱ)のIF:FP=1:3のときと、(ⅰ)のIF:FP=3:2のとき、

どちらの場合も、底面△ABCの形状は同じですので、
(ⅱ)IF:FP=1:3のときの三角錐PABCの体積V2と、

(ⅰ)IF:FP=3:2のときの三角錐PABCの体積V1の比は、高さPGの比となります。

従って、
  V2:V1=6:1
となります。

選択肢3. 6:1

V2:V1=6:1が正解です。

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