共通テスト(数学) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問91 (数学Ⅱ・数学B(第4問) 問(3)(ツ))
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この過去問の解説 (1件)
01
(注)
数列{an}に対して、第1項から第n項までの和を、
∑k=1nak
と表記します。
基本的に、(2)と似たような解き方をします。
今回考えるのは、
dn=(n2-n-1)・2n
で表される数列{dn}の和です。
この数列{dn}が、数列{cn}の階差数列であるものを見つけていきます。
すなわち、
(n2-n-1)・2n=cn+1-cn
となる数列{cn}を見つけにいきます。
数列{dn}は、一般項がnの2次式と2nの積であることから、数列{cn}の一般項は、
cn=(pn2+qn+r)・2n
と予想しましょう。
※
(2)では、
dn=(2n+1)・2n
でした。数列{dn}の一般項はnの1次式と2nの積でしたね。
そのため、数列{cn}の一般項もnの1次式と2nの積で表示できると予想し、
(2n+1)・2n=cn+1-cnを満たすcnを、
cn=(pn+q)・2n
と置いていました。
今回の(3)では、数列{dn}は、一般項がnの2次式と2nの積であるので、
数列{cn}の一般項もnの2次式と2nの積で表示できると予想するわけです。
cn=(pn2+qn+r)・2n
に対して、
cn+1-cn=(p(n+1)2+q(n+1)+r)・2n+1-(pn2+qn+r)・2n
=(pn2+(2p+q)n+p+q+r)・2n・2-(pn2+qn+r)・2n
=(2pn2+2(2p+q)n+2(p+q+r))・2n-(pn2+qn+r)・2n
=((2pn2+2(2p+q)n+2(p+q+r))-(pn2+qn+r))・2n
=(pn2+(4p+q)n+2p+2q+r)・2n
となります。
(n2-n-1)・2n=cn+1-cn
とつなげると、
(n2-n-1)・2n=(pn2+(4p+q)n+2p+2q+r)・2n
となります。
両辺を2n(≠0)で割ると、
n2-n-1=pn2+(4p+q)n+2p+2q+r
となります。
この等式は、1以上の自然数nで成り立ちますので、
1=p
-1=4p+q
-1=2p+2q+r
を全て満たすことになります。これを解くと、
p=1,q=-5,r=7
となります。従って、
cn=(n2-5n+7)・2n
となります。このとき、
∑k=1ndk
=∑k=1n(ck+1-ck)
(数列{dn}は、数列{cn}の階差数列であるので、dn=cn+1-cnである)
=(c2-c1)+(c3-c2)+(c4-c3)+…+(cn+1-cn)
=cn+1-c1
=((n+1)2-5(n+1)+7)・2n+1-(12-5×1+7)・21
=(n2-3n+3)・2n+1-6
となります。
∑k=1ndk=(n2-3n+3)・2n+1-6が正解です。
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