共通テスト(数学) 過去問
令和8年度(2026年度)本試験
問96 (数学Ⅱ・数学B(第5問) 問(2)(ii)(オ))

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問題

共通テスト(数学)試験 令和8年度(2026年度)本試験 問96(数学Ⅱ・数学B(第5問) 問(2)(ii)(オ)) (訂正依頼・報告はこちら)

以下( オ )にあてはまるものを選べ。

以下の問題を解答するにあたっては、必要に応じて正規分布表を用いてもよい。

ある自治体では、地域の知識を問う資格試験(以下、資格試験)を毎年実施しており、200点満点のうち120点以上である受験者を合格としている。

(2)この自治体のA地域では、多くの住民がこの資格試験を受験し、過去10年間における合格率が毎年40%(0.4)を超えていた。太郎さんたちは、今年の資格試験の合格率についても0.4より高いと判断してよいかを調べるために、A地域における住民の受験者の中からn人を無作為に選び、その合否を調査することにした。

(ii)
前問(第5問(2)(i))
問題文の画像
  • p
  • 1−p
  • p(1−p)
  • p/√n
  • √p(1−p)/n
  • p(1−p)/√n
  • √1−p/n
  • p(1−p)/n

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この過去問の解説 (1件)

01

(注)

n個の標本X1,X2,X3,…,Xnに対する標本平均をX ̅と表記します。

 

(ⅰ)のウ・エより、i=1,2,3,…,nに対して、

  E(Wi)=p  V(Wi)=p(1-p)

であることが分かっています。

母平均はp、母分散はp(1-p)ですので、

  W ̅=W1+W2+W3+…+Wnn

は、正規分布N(p,p(1-p)n)に従います。

 

※

母平均がm、母分散がσ2である母集団から、

十分に大きなn個の標本を無作為に抽出したとき、

n個の標本平均X ̅は、正規分布N(m,σ2n)に従います。

 

※

2つの確率変数をX,Yとします。このとき、

  E(aX)=aE(X)   V(aX)=a2V(X)

  E(X+Y)=E(X+Y) 

が成り立ちます。また、X,Yが独立な確率変数であるとき、

  V(X+Y)=V(X)+V(Y)

が成り立ちます。これらを活用して、

  W ̅=W1+W2+W3+…+Wnn
の平均(期待値)E(W ̅ )、分散V(W ̅ )を計算すると、
 E(W ̅)=E(W1+W2+W3+…+Wnn)

  =1nE(W1+W2+W3+…+Wn)

  =1n(E(W1)+E(W2)+E(W3)+⋯+E(Wn))
  =1n(p+p+p+⋯+p)   (E(Wi)=p (i=1,2,3,…,n))
  =1n・np        (pがn個並んでいるので)

  =p
  V(W ̅)=V(W1+W2+W3+…+Wnn)
  =(1n)2V(W1+W2+W3+…+Wn)

  =(1n)2(V(W1)+V(W2)+V(W3)+⋯+V(Wn))
   (W1,W2,W3,…,Wnは無作為に抽出された標本であり、

   母集団が十分に大きく、互いに独立であると見なせるため)
  =(1n)2(p(1-p)+p(1-p)+p(1-p)+…+p(1-p))

   (V(Wi)=p(1-p) (i=1,2,3,…,n))
  =(1n)2・np(1-p)   (p(1-p)がn個並んでいるので)
  =p(1-p)n
となります。

従って、nが十分に大きいとき、W ̅=W1+W2+W3+…+Wnnは、

近似的に、正規分布N(p,p(1-p)n)に従います。

選択肢8. p(1−p)/n

「正規分布N(p,p(1-p)n)に従う」が正解です。

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